4月に災害ボランティアに行きました

書こう書こうと思っていながら
忙しさと 自分の中での整理などで
こんなに遅くなってしまいました。

被災地は刻一刻と状況が変わっていっているので
私が行った4月後半とはまた大きく変わっていることと思いますが…


4月19日〜22日の間に 行ってきました。


宮城県の亘理町へ。 


災害ボランティアとして。


3月11日からチャリティイベントやチャリティの配信コンピアルバム参加、
東北の仲間と連絡をとりながら物資を送ったり、募金をしたり…

横浜でできることは極力やってきたつもりでした。

そしてやっぱり現地に行きたいというのが強くあっての行動でした。


仲間たちも東北に行ったりしていたので、誰かに声をかけたり、タイミングを待っていれば
行ける時は来たんだろうけどできる限り早く行きたかったので自分で探しました。

私の探したポイントは…

「免許がないので行き帰りの足があるバスプラン」


横浜や神奈川県内の団体などでも探したのだけどその時は見つからず
(現在は神奈川県内の団体が派遣している災害ボランティアもあるようです)
東京の中野区の社会福祉協議会の募集に応募しました。
(現在は募集してないようです)


マイクロバスで都内から宮城県亘理町へ。

亘理町は仙台よりも下に位置していて福島寄りの場所。
津波は沿岸から4キロくらいの地点にまで達したそうです。

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■災害ボランティアの主な流れ■

現地の各市町村設置の「災害ボランティアセンター(VC)」へ行く
(県外からのボランティア受付をしている所としていない所があるので事前に調べる)
http://www.saigaivc.com/




ボランティア保険に加入(初回のみ)
(これは現地でなくても全国の社会福祉協議会の窓口などで加入可)
※ボランティア中の自分の怪我、事故や相手に怪我をさせてしまったり、物を壊してしまった時などに
 お金がおりる保険です。加入期間は1年度。一度入れば今なら来年の3月末まで有効。
http://www.fukushihoken.co.jp/pamphlet/volunteer.pdf



朝:VCでマッチング
(朝8:30とか9:00とかに、その日VCに来ている作業依頼と人員を照らし合わせて、誰がどこに行くかを決めていく作業。)

IMG_4759.jpg

IMG_4089.jpg

スタッフ「○○町の家の泥除去作業、5名です…」
ボランティア「ハイ!3人います」
ボランティア「2人です!」

というような競りのようなやりとり。



日中作業
(昼食は各自で持っていく)

私は3日間のうち、1日目泥除去作業、2日目避難所お手伝い、3日目泥除去後のお宅で食器の泥落とし  のお手伝いでした。


3時、4時頃に終了しグループのリーダーはVCへ報告しに帰る。解散。





というような流れを毎日繰り返すわけです。


滞在は私は今回は旅館でした。
各VC付近にはテントをはれる場所やNPOなどが主催しているボランティアの滞在拠点などもあるようです。それもしっかり調べてからがいいと思います。
テント泊の場合は食料、ごみ、防寒、衛生面など自分で管理できることが条件になるでしょう。



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ここまでが災害ボランティアの流れでした。これから行く方や行こうか迷ってる方の参考になれば。




そして行ってみて…




素直な気持ちとしては

行って良かった。

行くにあたってやっぱり家族や私の周囲も私を心配してくれて、それはそれで心苦しいものはあったし迷惑かけてしまうなぁと思ったのもありました。

でもやっぱり行って良かった。

泥や瓦礫の撤去作業って もう何度もみんな耳にしたり目にしたりしているだろうけど
あの独特のにおい、質感、重み… 行ってみてわかることがたくさんでした。
1件のお家の泥を撤去するのにも大人が何人も動員されて何日もかかかる。
なかには避難所から通って、お家の方ご自身で何日もかけてお掃除しているお家もある。

そのお家ひとつひとつに想い出や事情、家族があって。
建てて半年の家、現金で買ったばかりの車が流された…そんな話はざらでした。
沿岸から3キロくらいのお手伝いに行ったお家は、泥がきれいに撤去されて家の外枠しかなくなってしまったお家の1階の天井ぎりぎりの壁に津波の後がありました。
見渡しても海なんて全く見えない場所でした。


そして家だけじゃなく、当たり前の風景としてある空き地や田んぼ、畑にも、泥や車、瓦礫が残されたままの場所が無数にありました。

IMG_5354.jpg

私が見たわずかなエリアだけでも果てしなかった。


余震が続き、津波の危険をふまえて、自家用車で参加できるボランティアが沿岸部に作業に行くのが基本だったのですが、VCのスタッフの方に少しだけ沿岸部に連れて行ってもらいました。

IMG_6422.jpg

IMG_6279.jpg

写真撮るのをためらうという事をよく聞いていましたが少し分かりました。
被災地の方には申し訳ないのだけど、でも伝えなければいけない気がして撮らせてもらいました。

テレビや新聞などで見たような光景が目の前にリアルに広がる時
自分の感情や反応はどうなるのかなと思ったけど、悲しみや涙は湧きませんでした。

目の前に実際に広がっているのにあまりに現実味のない光景でした。
ここに町があって 家があって 家庭があって 店があって 暮らしがあった風景を知らない私には
ここが町だとは想像できない。

言葉もなく立ち尽くす感じでした。

もとの街の風景を知る人がこの光景を見るときの気持ちは計り知れないものがあります。

そしてこんな場所や風景が
岩手、宮城、福島、茨城、千葉…広い広い地域に広がっているのかと思うと言葉が出ません。

亘理に来る前から「頑張ろう」とか「頑張って」という言葉をかける気にはなれなかったけれど
来てみて、「復興」という言葉も簡単ではないなというのが正直な気持ちでした。
震災後1ヶ月でこの状態か…と。





そして避難所。
私がお手伝いに行った所は敷地内には500人近い方が3つの建物に分かれて生活されてました。
陽気に話しかけてくれる方やたくさんお話をしてくれる方もいましたが、
やっぱり見るからに限界にきている様子が伺える方や心理ケアが必要そうな方もいらっしゃいました。
運営されてるスタッフの方の表情も、想像を超える大変さを物語っているように思いました。


ここで感じたのは「差」

この避難所の真下には仮設住宅の建設が始まっていました。

IMG_1451.jpg

亘理町に関しては立地の問題などで仮設を辞退するケースも続いているそうですが
避難所の真下に仮設があるということは、これから「まだ避難所生活の人」と「仮設住宅に移れた人」という差を毎日目の前で眺めながらの生活になるということで
それはこれから新しい苦しみを生むのかなぁと私は思いました。

震災からまもなく2ヶ月。
徐々に各被災地や避難所で復興、支援や生活の差が出てきているようです。
天災であるがゆえに誰かに責任を問う事ができない中で、みんなそれぞれに大変な思い、現状を抱えながらの中で、これから色々な差を目の当たりにするのは
また新たに精神的にこたえるのではないかなと思います。





それでもやっぱり東北の人たちは
奥ゆかしくて誇り高くて秘めた熱さのある人たちだなとやっぱり思いました。

お家がボロボロになってしまっているのに、大切な人を亡くしたりしているのに、
ボランティアには本当によくしてくださり、お菓子やお茶をごちそうしてくれたり、
もてなしてくれるその姿は沁みました。

今日新聞に「ボランティア激減」と書いてありました。
2ヶ月が経とうとしていて 徐々に報道も減りつつあります。
私が現地に行ってきた話をしても「かわいそうだね…」で会話が終わってしまうこともあります。

それでも現地の厳しさや大変さは変わらず続いていて
状況が変わるごとに新しい問題と向き合わなければならない。
私たちはなるべくオンタイムに確実に「東北の人たちにとって本当に良い支援」を続けなければ
復興は遠いと思いました。
これから「生きるための支援」から「元の生活に戻るための支援」に徐々にシフトしていく中で
支援の仕方もその都度しっかり考えなければいけないでしょう。
「直に手を貸す支援」が必要なのか「システム作り」や「軌道に乗るための支援」なのか。

必要物資も生活に必要な家具や電化製品など、支援するのに簡単ではない単価のものも増えて行くかもしれません。
それでもいろんな形でできることをささやかながらつづけていかなければと思うし
続けていきたいなと思うのです。

もちろん 時が来れば 音楽も。


IMG_9373.jpg



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